海外の生活にやっと慣れてきたと思ったら突然の帰国、
子供の学校はどうすればいいのでしょう?
1:現地校でのTranscript(トランスクリプト)を必ずもらう
日本語では単位修得証明書、成績表など色々言い方がありますが海外では大体Transcript(トランスクリプト)です。
海外でどの教科をどう修めたかを証明するものなので必ずもらってください。
ただセメスターの途中だと出ない場合もあります、その場合は前セメスターまでの Transcriptを貰うと良いでしょう。
日本に帰ってからですと、メールで依頼したり、送料が高くついたりと面倒です。 小さいプライベートスクールだと閉校などで連絡がつかなくなる場合もあります。
2:日本の引越し先の教育委員会に連絡する
公立校の場合、自治体の教育委員会に連絡をします。そこで引越し先近くの学校への転入が可能か確認します。義務教育間(小学校から中学まで)の間は比較的スムーズに編入できることが多いです。
3:高校への編入は受け受け入れ可能か直接確認
高等学校は義務教育ではないので、各学校の校長先生の判断となります。公立校は海外校での修得単位を認めてくれない場合も多く、 その場合は海外校で2年生まで終えていても1年生からやり直しを提案される場合もあります。
では海外校での修得単位を認めてくれる学校はどのような学校でしょうか。
インターナショナルスクールや私立校でも受け入れ可能な学校はありますが、 学年の途中での編入生の枠は少なく、タイミングや欠員次第ということもあります。希望の学校がすでにある場合は1日でも早く問合せをしておく事をお勧めします。
最近では通信制高校が単位振替の難しい海外からの編入生を受け入れるケースが増えています。
私立の通信制高校では柔軟なカリキュラムを持っている学校が多く、以前から従来の学校生活ではニーズが満たされない生徒を受け入れてきた経緯があります。
また学年の途中の受け入れも比較的容易です。通学コースがある場合もあり、海外生が多いインターナショナルスクールのような学校もあります。
4:帰国したら必ず見学に行く!
パンフレットやHPではわからないことが必ずあります。
帰国したら子供と一緒に必ず学校へ見学に行きましょう、子供が「この子と友達になりたい」「この先生なら話せそうだな」「やりたいことが出来るかも!」 と思うような雰囲気があればいいですね。
自分もかつては同じ立場だったという生徒が積極的に話しかけてくれた、というよう話もあります。
必ず足を運んでお子さんが気に入る学校を見つけてください。
5:逆境を自分のアピールポイントに
学校が変わる事を進路や就職において不利になるのでは?という不安を聞くこともあります。
答えは「No」です。
大学進学で必要な志望理由書やエッセイなどでは、逆境をどのように自分で克服したかというのは 他の学生と大きく差をつける材料となります、今大学は他の生徒とは違う個性と行動力のある学生を求めています。 また就職の際でも同じです、面接官は学校や生活環境が変わったことを「どう考え、どう行動したか」について興味深く聞いてくれるでしょう。
INSーnavi編集部
国際教育コラム